著作権について勝手に考える(第2回)
たとえば音楽なんて、1曲10円か20円くらいが本当の相場であって、今の価格は
どう考えてもおかしいわけなんです。たとえば週刊誌とかって、コピーできるのに
しないのは、1冊200円とか300円という適正価格だからでしょ。あれが3000円したら
どうですかね。きっと発売日の午後にはスキャンしたものがネットに出回ってます
よね。そういうことにならない価格が適正価格なわけですよ。自然な価格という
ほうがわかりやすいかも知れない。たとえばCDが1枚200円とか300円だとしたら
わざわざコピーしようと思う人は激減すると思うんです。でも、それじゃ
制作意欲がなくなっちゃうよ、音楽やる人がいなくなっちゃうよ、という意見も
あるでしょう。でもね、それは音楽をお金を儲けるための手段と捕らえてるからで
あって、不純ですよね。音楽を適正価格で売るということは、そういう不純な動機で
音楽を作る人がいなくなるということなわけです。これっていいことでしょ?
音楽のまわりにいる汚れた大人がいなくなるだけなんですよ。
だから例えば著作権はお金とは関係ないものになればいいんですね。
「この曲は俺が作った。それを証明するためにお金を払って登録しておきます。
でも使うのは自由です」という性質のものでいいわけです。